
安宿の名称、ゲストハウス・ホステルなどの違いとは
日本の安宿としてゲストハウスと言われるものがよくあります。ただ、他にもホステル、バックパッカー、ユースホステル、ユースゲストハウスなどと言われる施設もある。一体、それぞれどういう違いがあるのかを今回は紹介したいと思います。ただ、先に結論を書きますとほとんど代わりなく全て似たような施設デアあることがわかりました。
ユースホステル

「ユースホステルって何?」
と思うかとも多いのではないでしょうか?こちらは古くからあるイメージで、日本でも現在の50代くらいの方ならご存知の方が多いと思います。
ユースホステルは、プロイセンのリヒャルト・シルマンが創設した、青少年少女の旅に安全かつ安価な宿泊場所を提供しようという主旨で始まった運動と、それにより生まれた宿泊施設。また、約80の国と地域にあるそれらの宿泊施設による宿泊施設ネットワーク。
Wikipedia
Wikipediaによるよ、ドイツの方が青少年少女の旅向けに作ろうと立ち上がり成り立った施設だそうだ。日本にもあり、現在も世界最大級の宿のネットワークとなっているみたいです。日本では、1970年代にブームとなり、次第に利用者も減少していったようです。

楽天トラベルで、「ユースホステル」と検索したところ、僕の住む北陸にはありませんが、北海道や近畿地方には10件以上あるみたいです。
実際に、私の宿を利用したゲストでも、宿泊されたことがある方がいらっしゃいました。また、いまでもユースホステルと思って泊まりに来る方もいらっしゃいます。ユースホステルは、宿によって門限やお酒が禁止などのルールがある宿もあったそうです。それが良かった反面、自由が効かず衰退していいったのではという話も聞きました。
ホステル

ユースホステルから、派生してできたのホステルとなります。ヨーロッパーではこの呼び方が一般的で、ホステルと言っても、それなりの収容人数がある施設になります。フロントがあって、トイレシャワー共用だったり、2段ベッドの相部屋がいくつもあるようなイメージになります。
ゲストハウス

アジアでは、このようなホステルの小規模の宿をゲストハウスとして一般的に言われています。
自分自身もアジアを旅した時は、ゲストハウスを常に利用していました。実際に、小さな宿から100人くらい泊まれる大きな宿まで色々と泊まりました。もちろん家族経営の場合はその家族がすぐ隣の部屋や家に住んでいるなんてこともありました。
日本ではユースホステルが減ってきていたころ、ゲストハウスが多く作られはじめました。国も外国人観光客誘致やLCC(格安航空)が一般的になったことも追い風だったと思います。中でもバックパッカーズジャパンの「古民家改装ゲストハウスtoco.」はゲストハウスブームの火付け役と言われることもあります。

(公式サイト)
バックパッカーズ

オーストラリアなどでよくあるのがバックパッカーズと言われる宿泊施設。こちらも正式にはバックパッカーズ・ホステルとなり、ホステルやゲストハウスと同様で2段ベッドの相部屋とキッチンやどのある共有スペースで過ごすことができる施設となります。
おわりに
ということで、世界各国で安宿をいろいろな呼び方で呼んでいることがわかりました。
ゲストハウスやバックパッカーズはアットホームな交流があると想像させる名前であること。ホステルは大箱や、よりシンプルな安宿(サービス最低限)を想像させる宿泊者同士が集まったり交流するスペースや定期的なイベントが行っているなどのイメージを持っている人が多いかもしれません。
上記でもいくつか紹介したように、宿の名前には「ゲストハウス」「ホステル」「バックパッカーズ」などをつける宿が多いのですが、どの名前にするかは迷います。ちなみに、自分が立ち上げた宿は「SHARIN Kanazawa Traveler's Inn」という、トラベラーズインという言い方で抽象的な宿名にさせていただきました。